"Very Close Piano 2"はFullバージョンのKontakt 5.8.1以上で実行される仮想楽器(virtual instrument)です。 "Very Close Piano 2"には1、300個以上のサウンドサンプルが提供され、ピアノの各音を演奏している間にマイクの位置を変更できるInouï Samples社ならではの独占的なX-Fadeモードを提供します。 今は、ピアノの音を押しハンマーでピアノ弦を叩く時、最近接マイクを最大限活用できると同時に、音に空間感を加えるためにピアノ弦のtailに位置するアンビアンスマイクを使うことが考えられるようになりました。

ピアノサウンドのすべてのディテールを盛り込む

Inouï Samples社は、ピアノサウンドで最も詳細な内容を把握するため、ピアノハンマーと弦のテール(tail)にそれぞれ2つの近接マイクを使用しました。 その2つの近接マイク(Hammer and Tail)は、録音されているピアノ弦のすぐ上に設置され、弦を通じて移動されるピアノサウンドに沿って移動しました。Hammerサンプルは、現在録音されるピアノ弦の上に垂直配置された高精細なSuper-cardioidダイナミックマイクロ録音されました。 Hammerと同様の技術を使ってTailサンプルを採取するために、ピアノのtail近くの弦2cm上に大型ダイアフラムcardioidコンデンサーマイクを配置しました。 近接録音技術の他にも、Roomと命名されたABステレオマイク技法を使ってユーザーにサウンドをミックスに統合し、ソフトなサウンドとより広い立体感を提供します。また、近接マイクをフロントチャネルに、ABマイクをrearチャネルに配置することで、ユーザーはより複雑なマルチチャネルミックスを作成することができます。 このABテイク(take)は、一対の小型ダイアフラム全方向(omni-directional)コンデンサマイクロホンからなり、音が非常に中立的(neutral)です。 したがって、'Very Close Piano 2’は非常に近接音を提供すると同時に、全音域の範囲内で非常に均一な音を維持し、あなたのレコーディングセッションで独特で絶対に真似できない音を提供します。

インターフェースとコントロール

"Very Close Piano 2”のインターフェイスは、ミキシングコンソールとモード別コントロールの2つの主要領域で構成されています。

 

The Mixing Console

ミキシングコンソールは、マイクの位置(Hammer、Tail、Room)ごとに1つずつ3つのチャンネルで構成されます。 異なるマイク位置間の位相を変更すると、サウンドが急進的に変更され、これは特にHammerとTailの間で有用に使用できます。

そのために各チャンネルにmicro-delay control機能が追加されました。

3つのマイクロフォンの位置付けから出る潜在力を極大化するため、"Very Close Piano 2”はLegato/Portamentoモード、Reverseモード、X-Fadeモードの3つのモードをユーザーに提供します。 

Legato mode

Legatoモードでは、ピアノサウンドを単音レガートサウンド(monophonic legato sound)に変換させることができます。 このモードでは、Portamentoオプションを使用することもできます。 ピアノ固有の Attack および Sustain を減衰(attenuation)させるために Attack attenuation または Compression 値を増加させることができます。

リバースモードでは、beatまたはmillisecond単位でリバースタイムを調整することができます。 Attack attenuationは、short reverse soundの前面領域(front region)を減衰させるのに役立ちます。 Compressionはlong reverse soundの非常に低いattackと非常に高い音圧の差を縮めるのに役立ちます。

X-Fade mode